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必勝!完全転職ガイド 転職準備編

成功する転職理由、失敗する転職理由

転職理由は人それぞれですが、不幸な転職、不本意な転職を繰り返してしまう人にはある共通点があります。成功する転職理由とは、そして失敗する転職理由とは、その傾向について解説します。

成功する転職に不可欠な「目標設定」

転職で実現したい目標とは

転職の出発点となる転職理由。では「成功する転職理由」と「失敗する転職理由」の違いはなんでしょうか。転職を成功させるには、まず目標が明確に設定されている必要があります。「自分がこれまで身に付けたスキルを生かして○○になりたい。しかし現状ではそのキャリアパスが見出せない。だから転職したい」という強い動機を持っている人は成功する可能性が高いといえます。

転職理由ランキングによく登場する「キャリアアップしたい」という転職理由。前向きな転職動機ですが、「自分にとってのキャリアアップとは何か?」をよく考え、明確にしておくことが転職成功か失敗かを左右することになります。一部上場の大企業へ行くこと、年収を大幅にアップさせること、今まで培ったスキルをさらに磨くことなど、キャリアアップの定義は人それぞれです。目標と同じで、どういう状態になったら幸せかを事前にはっきりさせることが重要です。

また、「今の会社ではやりたい仕事ができないから」「やりがいを感じないから」という理由ですが、確かに転職理由としてはありえます。ただし、その「やりたいこと」をできるようにするために現状でどれだけ努力していますか?と問いましょう。何も努力せずに「やりたいことができない」というのは単なる不満・わがままでしかありません。まずは自分でできるだけのことをしてみることが大事です。今の立場で実績を出したり、上司に粘り強く掛け合ったり、社内の他部署の人に相談したり、また実際に自分でやりたい仕事をできる環境を作った社外の人に聞いてみるなど、方法はいくらでもあるはずです。

年収にとらわれすぎると危険

「年収をアップさせたい」「今の待遇・評価に不満」も代表的な転職理由として挙げられます。確かに収入は重要です。しかし、そればかりに目をとらわれると、必ず後悔します。「転職で年収アップ!」や「◯百万円転職」というコピーは氾濫していますが、だれもが簡単にそうなれるわけではありません。あくまで「年収=仕事上の役割(ミッション)の対価」ですので、転職先の企業にとって期待した結果が出ない場合には、現実には降格や解雇もあり得ます。

これまでと同じような業務内容でそんなに年収が上がるはずはありません。物事にはたいてい表と裏があります。ここを見誤ると、入社後「こんなはずじゃなかった」という後悔につながります。失敗しないためには冷静に深く自己・他者分析すること。そして物事を多面的に見る習慣をつけることです。

また「会社からの評価が低すぎる」もよくある理由ですが、独善的な判断は危険です。まずは自分の出した成果・業績を客観的なデータとして用意して、同業他社の知り合いや人材紹介会社のコンサルタントに意見を聞いてみることをお勧めします。

逃げの転職理由では必ず失敗する

「職場の人間関係にストレス」を転職理由にする場合も要注意です。どの会社にも気に入らない上司のひとりやふたりは必ずいます。組織である以上、人事異動や配置転換は免れません。そのたびに転職しなければならず、すぐにまた転職を考える可能性があります。

人間関係への不満や、年収、評価が不当だと感じるなど、転職理由にも様々ありますが、大事なことは、何のために転職するのか、転職で何を実現したいのかという視点です。転職はあくまで目標達成の手段ですから。

成功する転職理由、失敗する転職理由

何をもってその転職が成功か失敗か。これは転職の目的や、達成度にもよります。また、転職希望者の個々の感じ方にもよるもので一概に決めることはできません。 転職に失敗したと実感している方の多くは、自身の生き方や将来のビジョンをきちんと反映させていなかったケースが目立ちます。そして、いくつか挙げられる転職理由に優先順位を決めていなかった場合が多いです。

「給与が安い」「残業が多すぎる」「上司とソリが合わない」といった、現在置かれている職場環境から逃げ出すための転職、不況が引き起こす将来への漠然とした不安から解放されるための転職は、能力と仕事に対する自分なりの基準、価値観を持っていない場合が多く、新しい職場でも同じ事を考え、転職を繰り返す可能性が高いのです。転職を考えるのであれば、最初に自分の生き方、人生設計を組み立てることから考えてください。

当面は5年、10年先くらいでかまいません。大好きな趣味の世界を生活の中心に置き、仕事は食べていけるくらいの収入があればいいという考え方もよし。◯歳までに1,000万円貯めて、3年くらい海外に留学したいという目標を持つのもよし。そのうえで、今の仕事、会社を捉えてください。

現状でも自分らしい生き方ができる、目標を達成できるとなれば、あえて転職する必要もありません。このように人生の目標が定まれば、なぜ自分が転職をするのか、転職すべき理由が明確になります。さらにはどんな仕事や会社を選ぶべきかということもそこから自然と導き出されるはずです。 成功する転職理由とは、自分との対話の中から生まれるのです。

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