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職務経歴書の書き方をプロが直接指南します。さてさて今回の相談者のお悩みは・・・・・・ |
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私はこれまで派遣社員として働いてきたのですが、年齢的なこともあるしそろそろ正社員になりたいと思っています。でもこれまで派遣先企業を含めて10社で一般事務の仕事をしてきて、次が11社目なんです。中には在職期間が2カ月の会社もあって、転職回数の多さと在職期間の短さのせいか、これまで300社に応募しましたが、ほとんど書類選考で落とされてしまいます。どのように書けばよいのでしょうか? |
まず、現状の職務経歴書のように、これまで在籍、及び派遣された会社をすべて書く必要はありません。会社ごとに羅列するだけだと、ぱっと見で「転職回数が多い」というマイナスイメージが強くなってしまいます。また、どんな仕事を経験してきて、どんなことができるのかがわからないので、時系列・会社別に書くのではなく、職務領域と職務内容別にまとめましょう。そうすれば1枚にまとまります。もう1枚に自己PRと志望動機を書きましょう。 |
なるほど。会社ごとに全部書かなくてもいいんですね。あと、もうひとつ悩んでいるのが、これまで私が経験してきた仕事はほとんどが一般事務なんです。営業や専門職のように数字や成果でアピールできないのですが、どうすればいいでしょうか? |
事務といってもいろいろありますよね。営業的な事務なのか、経理的な事務なのか、総務的な事務なのか。まずは事務の種類で一番自信のある仕事を一番前にもってきてアピールしましょう。 |
でも私の経験してきたことは庶務的な一般事務で、あまりアピールできることがみつからないんですが……。 |
いやいや。そんなことはないと思いますよ。事務でも20年近く経験してくれば何かあなたならではの強みが必ずあるはずです。よ〜く思い出してみてください。職務経歴書で重要なのは「経験してきたこと・経験から得たものを相手にどううまく伝えるか」です。ここをしっかり掘り起こすことが基本です。 |
わかりました。思い出してみます。 |
職務領域は事務、職務内容でさらに仕事の内容を細分化する。そうすればまず事務を長年経験してきたベテランということがアピールできるし、どんな事務仕事ができるのかも一目瞭然になります。また、仕事そのものでアピールしづらい場合、仕事に取り組む上で心がけてきたことや、その仕事を通して身につけたことを別枠に記載するのも効果的です。 |
なるほど。これならアピール度は格段にアップしますね。 |
職務経歴書を見る人はあなたのことを何も知りません。よって、自分はどんな仕事をしてきて、どんな気持ちで取り組んできて、どんな能力を身につけたかをひと目でわかるようにアピールすることが肝要なのです。 |
よくわかりました。では効果的な自己PRの書き方を教えてください。 |
自己PRではヒューマンスキル的な部分をまずアピールしましょう。例えば、北川さんはこれまでさまざまな会社を経験してきたことで、いろんなタイプの人とうまくコミュニケーションがとれるのではないでしょうか。 |
そういわれればそうですね。これまでいろんな会社でいろんな人と仕事をしてきたのでたいていの人とはうまくやれる自信はあります。 |
対人能力の高さは企業が重視するヒューマンスキルのひとつです。そこをアピールするのです。つまり転職回数が多いことを逆手に取るのです。それに加え、派遣で働いてきた理由を書いてみてはいかがでしょうか。決して、これまで何も考えずに流されてきたわけではないということをアピールしましょう。 |
なるほど。志望動機の書き方のコツってあるでしょうか? |
まず入社を希望する会社のことを徹底的に調べることです。その上で、なぜその会社に入りたいかを熱意を込めて書きましょう。そして入ってからの前向きな姿勢も忘れずにアピールしましょう。ここでは正社員になりたい理由はあえて書かず、これまでやってきたことを自信をもってアピールするという方向でいくのがいいと思いますよ。 |
わかりました。頑張って書いてみます。ありがとうございました。 |
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職種別!職務経歴書の書き方/解説&ダウンロード
「一般事務」
一般事務は、特色がだしづらい職種です。ですから、職務経歴を書く際は、特に自分が得意とする仕事内容にフォーカスし、詳細に説明することがポイントです。