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職務経歴書の書き方をプロが直接指南します。さてさて今回の相談者のお悩みは・・・・・・ |
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今回初めての転職活動で、とりあえず職務経歴書を書いてはみたのですが、自分でもいまいちアピールしきれてないんじゃないかと思いまして……。 |
(職務経歴書を読みながら)ふむふむ……。経験されてきた職務はかなり専門的で成果も挙げてきていますが、これではなかなか人事の目には止まらないでしょうね。 |
やはりそうですか。でもどうすればよくなるのか分からないんですよね。 |
それをこれからレクチャーしていきますので心配は無用ですよ〜。まず全体的な話からしますと、現在の職務経歴書は自己PRも入れて4枚ですが、やはり多いですね。人事担当者の元には数え切れないほどの職務経歴書が届くので、すべてに目を通すことは不可能です。 |
そういわれてみればそうですね。 |
ですから、まずは不要なものは切り捨てて、極力簡潔にまとめることが肝要です。まず一枚目に記載されている生年月日などのデータは履歴書にも書くので不要です。職務経歴だけで2枚にしましょう。 |
はい! 分かりました。書き方はどうでしょう? |
現状では時系列でこれまでの経歴をただダラダラ書いている印象を受けます。履歴書は事実をそのまま書けばいいのですが、職務経歴書は自分を売り込む企画書ですから、ただこれまでの経歴を羅列するだけじゃダメなんですよ。 |
具体的にはどういうふうに書けばいいのでしょうか? |
まずとくぽんさんのアピールポイントを明確にしましょう。ご自分で一番アピールしたいポイントは何ですか? |
やはり研究開発の経験と実績でしょうか。特許も多数取ってますし。 |
ではそのポイントをアピールするにはどうすればいいかを考えましょう。現在の職務経歴書は時系列で書かれてありますが、とくぽんさんは入社から6年間Aという素材の研究開発に携わっているので、時系列でこまかく分けるのではなく、職務領域にしぼって書くのがいいと思います。 |
具体的には? |
6年間の職務領域の中で、開発業務、成果、仕事に対する取り組み方というふうに項目別に分けて書くのです。 |
なるほど。そうすればポイントを絞って書けるし、読む側もどこに何が書かれてあるかぱっと見で分かりますね。 |
そうなんです。職務経歴書作成のポイントはいかに読む側の視点に立つかということなんです。特に成果の部分では、取得した特許をひとつにまとめて、ワクで囲むとよりアピールできますね。 |
見た目に関してはどうでしょうか? |
デザイン、レイアウトも非常に重要なポイントです。項目名や特にアピールしたい部分は書体の種類、大きさ、太さを変えるなどしてアクセントをつけましょう。また、自己PRは文章でダラダラ書くとなかなか読んでもらえないので、ここも工夫が必要です。 |
例えばどのようにすればいいのでしょう? |
特にアピールしたい部分、例えば海外で合弁会社を立ち上げた経験はかなりのアピールポイントになりますので、職務経歴書の中でひとつ独立した項目として書いた方がいいですね。そうすると、業務の幅や語学のスキルも同時にアピールできます。文章の中に織り込むと読み飛ばされる危険性が高いんですよ。 |
研究室にこもって開発業務だけをやってきたのではないということもアピールしたかったので、うれしいですね! |
職務経歴書全体では、項目を立ててそれぞれ箇条書きにすると、分かりやすいし、アピール度もアップします。同じことを伝えるのでも、書き方ひとつで受け手の印象は全く変わるんですよ。 |
なるほど! 目からウロコが落ちました! |
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