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自分のキャリアを匿名で公開して、人材バンクからのスカウトを待つ 匿名スカウトに、
転職活動中の読者がカラダを張った実録レポート。転職活動のヒントを発見しよう
第14回の匿名スカウト・レポーター  
結婚したいけどこの年収じゃあ……
初めての転職活動は不安でいっぱい
支えてくれたのはコンサルタントだった
 

大手物流システム会社でエンジニアとして働いていた板倉三郎さん(仮名・28歳)は、婚約を機に転職を決意。新しい生活のため、年収アップを目指して初めての転職活動を開始したが、その道のりは険しかった。

板倉さんのキャリアシートはこちら
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板倉三郎さん(仮名・28歳)
作業車メンテナンス企業/フィールド・エンジニア→リサイクル企業/テクニカル・エンジニア
職業訓練校を卒業後、物流システム会社に就職。4年半、フィールド・エンジニアとして作業車のメンテナンス業務に携る。仕事自体に不満はなかったが、同世代の会社員と比べて給与面でかなり劣っていたため、婚約を機に転職を決意した。
転職を考えた
 
婚約を機に、転職を決意

職業訓練校を卒業後、物流システム会社にフィールド・エンジニアとして就職しました。主な業務内容は、物流センターなどで稼動しているフォ−クリフトの突発的な故障発生時の修理や、クライアントに対する現場改善案の提案などでした。元々車いじりが好きだったので、仕事そのものにはやりがいを感じていたのですが、給料が異常に低く、休日にはコンビニやガソリンスタンドでアルバイトをしなければ生活できないほどでした。

一人身ならそれでも我慢できるのですが、3年間付き合った彼女と結婚することになったんです。この給料ではとてもじゃないけどふたりで生活していけないと思い、年収アップを目的に転職を決意しました。

 
POINT

やりがいや理想だけでは仕事はできない。その前に生活の基盤をしっかり築けることが重要だ。さらに結婚など生活環境の変化も大きなファクターになる。よって、「結婚を機に」は転職動機として十分ポジティブな理由となりえる。またアルバイトをしなければ満足に生活できないほどの低収入だったにも関わらず、4年半も仕事に打ち込んできた点は評価される可能性が高い。

   
転職活動開始
 
初めての転職活動。右も左もわからない 知人の勧めで【人材バンクネット】に登録

希望していた会社は、やっぱりこれまでの経験を生かせるエンジニア系の仕事で、給料が高い会社です。勤めていた会社の年収が370万円程度だったので、せめて400万円はほしいと思っていました。

しかし、何しろ初めての転職活動なので、何をどうしていいか、まさに右も左も分からない状態でした。そこで頭に浮かんだのが友人の存在です。その友人は転職関係の仕事をしていたので、詳しいだろうと思い、相談したところ、【人材バンクネット】の存在を教えてくれました。

もちろん人材バンクの存在すら知らなかったので、【人材バンクネット】のような便利なサイトを知ったときは驚きましたね。教えてもらった日に早速会員登録して、キャリアシートを匿名公開しました。

 
POINT

初めての転職の場合、何から手をつければいいのかわからないという人は意外に多い。そんなときは、身の回りの転職経験者など転職に詳しそうな知人にまずは相談してみよう。また、【人材バンクネット】は約300社の人材バンクが集合しており、求人数も約5万件を誇っている。さらに、キャリアシートを公開すればそれを見た人材バンクのコンサルタントから求人の紹介を受けることができる。

 
   
スカウトメールが届いた 翌日に7通 合計:30通以上
 
匿名公開したとたん、たくさんのスカウトメールが

友人に勧められてキャリアシートを公開したものの、当初は半信半疑でした。なぜなら大したスキルも実績もない自分に果たしてスカウトメールなんて来るのかと思っていたからです。

でも公開してびっくり。初日からスカウトメールが届き始め、1週間で15通以上届いたんです。これには自信が持てましたね。

キャリアシート作成のポイントとしては、職務経歴をなるべく詳しく、わかりやすく書くことと、転職理由をなるべく前向きに書くことですね。そしてこまめに更新しました。これらは友人のアドバイスなんですけどね(笑)。

この調子だと意外に早く転職できるかもしれないと思いましたが、やっぱりそんなに甘くはなかったですね(笑)。

 
POINT

キャリアシートはこまめに更新した方がコンサルタントの目に留まりやすい。最低でも月に1度の更新を心がけよう。

キャリアシートはひと目で「何ができるのか」がわかるように書くことが重要。特にスキルが求められる技術系職種の場合は、なるべく具体的にわかりやすく書こう。「私なんて大した仕事、やってきてないし……」などと気後れする必要は全くなし。大したことか否かは見る側が決めること。とにかく経験したこと、身につけたことは細大漏らさず記入しよう。

   
返信→面談
 
興味を引かれたメールに返信

魅力的な求人案件を送ってきてくれたスカウトメールにのみ返信しました。具体的な求人案件が記載されておらず、ただ、「一度お会いしましょう」的なスカウトメールには返信しませんでした。こちらも働きながらの転職活動なのでそんな暇はないんですよね。

そのうち、親身に相談に乗ってくれそうで、返信のレスポンスが早かった4社の人材バンクのコンサルタントと面談しました。転職理由、希望する会社、将来のビションなどを丁寧に聞いてくれたほか、職務経歴書の書き方などアドバイスもしてくれたのがありがたかったですね。

 
POINT

自分で何もかもやらなくてはならない直接応募に比べ、人材バンクを利用するとコンサルタントから求人紹介、キャリアカウンセリング、応募、面接の手続きなど、さまざまなサポートやアドバイスが受けられる。(詳しくは「人材バンクはあなたの強〜い味方」を参照)

   
9社に応募→全滅
 
9社に応募も全敗。もうダメかと思ったけれど…

それぞれ魅力的な会社を紹介してくれて、4社から合計9社ほど応募しました。【人材バンクネット】に登録してから2カ月後のことです。そのうち、書類選考を通過できたのは2社。どちらも当時勤めていた会社とは比べものにならないほどの規模で、給料面などの待遇もよい会社だったので、なんとしても入社したいと思っていました。

コンサルタントから事前に面接対策を講じてもらって、面接に臨んだのですが、結果はどちらも不採用。特に2社目に落ちたときはかなり落ち込みましたね。面接が盛り上がり、かなりの手応えを感じていましたから。もう転職なんてできないのかもとすら思いました。仕事も忙しく、もうこれ以上転職活動に時間が割けないということもあったので、しばらく時間を置こうかとも思いましたが、そうこうしている間にもスカウトメールは届き続けていたので、とりあえずスカウトメールにだけは目を通していました。

そんなある日、魅力的なスカウトメールが舞い込みました。送り主はJACリクルートメントで、外資系のリサイクル企業がテクニカル・エンジニアを募集していると書かれてありました。しかし仕事が佳境に入ってきたところだったので、少し落ち着いてからじっくり話したい旨を伝えると太原靖一郎コンサルタントは、なんと仕事が終わった後、当時勤めていた会社の近くまで来てくれるといってくれたのです。

それならば可能ということで、面談していただきました。その際により詳しく求人企業の説明を受け、応募することにしました。

 
POINT

板倉さんのように、働きながら転職活動を行っている人が多い。そのため、人材バンクのコンサルタントは来談以外にも、転職活動者の都合に合わせて出張してきてくれる場合も多い。まずは相談してみよう。

   
最後の最後でめでたく内定
 
これで安心して結婚できる 年収150万円アップ!

応募から2,3日後に面接が行われたのですが、上司となる人や社長の人柄もよく、仕事内容や待遇も申し分なかったので、ぜひ入社したいと思いました。

太原靖一郎コンサルタントはこの会社の社長と懇意だったらしく、私のことを社長にかなり売り込んでいただいたんです。それで、通常よりもかなり早いペースで計3度の面接が行われて、応募から10日ほどで採用通知をいただけました。

採用の知らせを受けたときはすごくうれしかったですよ。業界こそ違いますが、職種はエンジニアだし、年収も150万円アップですから。これでもうアルバイトしなくて済む、奥さんを養っていけると思うとほっとしました。

 
POINT

たいていのコンサルタントは特に強いコネクションをもつ企業を数社抱えている。この企業の求人と担当する転職活動者の希望がマッチすればトントン拍子で決まるケースも少なくない。当然内定率も直接応募するケースに比べて各段に高くなるのは言うまでもない。こういった点も人材バンクを利用する大きなメリットなのだ。ただし、同じ人材バンク内であっても、コンサルタントによって顔が利く企業は異なるので、なるべく多くのコンサルタントと面談するのが望ましい。

   
匿名スカウトを終えて
 
すべての希望が実現できた 【人材バンクネット】とJACに感謝

 今回、初めての転職だったし、彼女と婚約するまで転職なんて考えたこともなかったので、右も左もわからない状態で始めざるをえませんでした。就職とか転職と言えばハローワークや新聞の折込求人広告くらいしか思い浮かばなかったくらいですから。

 そして、今より給料のいい会社に転職できるかどうかなんて全く自信がもてず、不安だらけの状態からスタートしました。

 そんな僕が開始からわずか4カ月で最高の会社に転職することができたのも、ひとえに【人材バンクネット】とJACのおかげです。

 特に、働きながらの転職活動だったので、匿名スカウト機能はとてもありがたかったですね。【人材バンクネット】に登録して、キャリアシートを匿名公開したら、あとはスカウトメールが来るのを待つだけなんて、こんなに便利なものがあったんだと驚きました。これを知っているのと知らないのとでは、大きな違いでしょうね。もしかしたらまだ前の会社でアルバイトをしながら働いているかもしれません。

 今のリサイクル関係の会社に転職して約3カ月ですが、仕事内容、給料ともに、とても満足しています。今までのエンジニアとしてのスキルが活かせると同時に、全く違う業界なので新しい知識やスキルを身につけられているんです。転職してから、新しい世界が広がったように感じています。この、仕事を通して成長できているという実感を得られているのがうれしいですね。外資系企業なので、英語を使う機会もあるので、今は英語を習得しようと英会話学校にも通っています。

 待遇もとてもよく、僕は5月入社だったのですが、なんと翌月のボーナス満額いただけたんです。【人材バンクネット】を紹介してもらった友人に話すと、「もらえたとしても数万程度で、満額もらえるなんて普通はありえない」と驚いていました。

 こんな最高の会社に転職できたのも、JACの太原コンサルタントのおかげです。太原コンサルタントがこの会社の社長と懇意で、私を推薦してくれなかったらここまですんなり転職できなかったでしょう。今更ながら転職は縁とタイミングなんだなあと実感しました。

 おかげさまで安心して結婚できます(笑)。

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お気に入りのスカウトメールをくれたコンサルタントからのアドバイス

 

適切な言葉・表現で、必要なことをわかりやすく書く

板倉さんのキャリアシートを拝見した時の第一印象は「詳しく書かれている」ということでした。

まず「職務内容」が、箇条書きで具体的にさらに簡潔に書かれてあったため、これまで何を経験してきて何ができるのかが非常にわかりやすかったです。コンサルタントがまずチェックするのは職務内容欄ですので、ここをいかに読む人がイメージしやすく書くかというのがひとつの大きなポイントです。

逆に職務経歴を書く際に注意したいのは、慎重になりすぎて丁寧すぎる表現やわかりづらい言葉を使っていないかどうかということです。板倉さんのキャリアシートでいえば、「お客様先で、お困り事や」は丁寧すぎる印象を与えますし、一方「デーラー勤務」という言葉は、これだけではどういう職務なのか業界に詳しくない人にはわかりません。また、「外回りは、つなぎ着用」は職務経歴欄に必要ではないかもしれません。

またなるべく数字を入れた方がいいですね。営業職だけではなく、事務系職種の人でも数字でアピールすることは可能です。例えば「書類を1日100枚処理した」とか、「電話を毎日50本掛けた」とか、「この3年間で300人と面接した」など、数字を用いると具体的な説得力を持たせることができます。書ける範囲でぜひ書いてみてはいかがでしょうか。

転職理由はポジティブに

転職する理由が「結婚するから収入を増やしたい」という明確かつポジティブなものだったので好感を持てました。

ポジティブな転職理由でない方の場合には、ネガティブな要素をポジティブに転換して書くという方法がお勧めです。例えば、転職に失敗して現在痛い目を見ている、あるいは転職を繰り返して後悔しているという人は、「これまでに何度か転職に失敗して、つらい目にあった。しかし転職を重ねたことで、さまざまなスキルを身につけられたし、自分が本当にやりたい仕事や、合う会社がわかってきたので、今度こそ真剣に頑張りたい」というようにすればポジティブさをアピールできます。

一般的に、「自己PR」の部分は他の人と差別化できるようなPRポイントを書くと良くなります。例えば、「学校で学んだ○○を、就職した会社で○○のように活かし」、あるいは「○○というスキルを身につけて、○○という結果を出した」というように、今までの経験を根拠に、性格やスキルで他人とこんなところが違うとアピールするとよいでしょう。

アピールポイントという意味では資格も効果的です。実際、板倉さんも仕事に関する資格を各種取得していますが、資格を取るということはそのためにお金と時間を投資して勉強をしなければならないということでもあります。すなわち有資格者=努力家・頑張り屋というように見られるのです。よって、資格をもっている方はなるべくすべて書いた方がいいですね。

本番の職務経歴書と同じように書こう

最初に板倉さんのキャリアシートの第一印象は「詳しく書かれている」だったと申し上げましたが、それによってまじめな人柄がうかがえました。

キャリアシートには人柄が出ます。実際に企業に提出する職務経歴書と同じように丁寧に熱意を込めて書くことをお勧めします。そうすればコンサルタントの目に留まる可能性も高まります。

実際に板倉さんとお会いしてみると、やはり第一印象のとおりで、非常に誠実でまじめで努力家であるという印象を受けました。それは今回転職した会社の社長さんも同じように感じられたようで、板倉さんのキャリアやスキルよりもまじめで努力家というお人柄が評価され、今後の活躍が高く期待できると判断されて今回の採用に至りました。

板倉さんが新しい会社で、非常にやりがいを感じながら頑張っているとのことですので、私もお手伝いができてよかったとうれしく思っています。

 
↓スカウト率アップのポイントを解説
板倉さんのキャリアシートはこちら
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ジェイ エイ シー リクルートメント
EM系スペシャリストチーム
マネージャー
太原靖一郎氏
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取材・文/山下久猛
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