| 田中さんへのスカウトメールが多かった理由のひとつに、内部監査のコンサルティング経験を積んできたことがあるでしょう。ここ1、2年の間に内部監査室を新設する企業が増えたものの、30代くらいまでの若手〜中堅クラスの人材が少ないため、注目されたんだと思います。今はまだ経験者が多くない分、「40代、50代でも歓迎です」という企業も少なくない職種なんです。
今回、大手不動産会社に推薦したのは、実務経験があったからだけではありません。田中さんと話す中で、「組織の論理を踏まえて、いろんな部署との関係を築いていけそうだ。この人なら溶け込んでいけるだろう」と思ったのです。
田中さんは転職先について「安定性があること」だけを求めているわけではなかった。出来上がってしまっている組織の一員になりたいのではなく、「自分が中心になって新しい部署をつくりあげていける場所で、力を発揮したい」との強い希望があった。そのため、株式上場を控えて、新たに体制作りをしようとしていたこの企業が合っていたんですね。
転職する人それぞれに、合う企業、合わない企業があります。大手企業といえども、みな同じなわけではありません。その企業が進もうとしている方向によって、同じ職種でも求められる役割が変わってくる。また、みんなが大手企業に向いているのではなく、「この人は、組織的に動く環境よりも、中小やベンチャー企業の方が力を発揮できる」など、さまざまなのです。
自分一人だけでは、得られる情報も少ないし、判断に迷うこともあるでしょう。そんなときは、気軽に相談に来てください。
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