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職務経歴書の書き方をプロが直接指南します。さてさて今回の相談者のお悩みは・・・・・・ |
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短期間に転職を繰り返しているので、どうしても職務経歴書が長くなってしまって……。 |
確かに3枚は長いですね。長いと人事が読んでくれないので、職務経歴書だけで1枚、志望動機や自己アピールで1枚、計2枚にまとめたいところです。志望している職種に関係のない職種は、細かく書く必要はありません。長くなる大抵の原因はここです。鷺山さんは、営業事務を希望されているんですよね? |
はい。一番経験が長いですし、やりがいも感じているので。でもどうアピールしたらいいのか、よくわからなくって……。 |
事務職は競争が激しい職種だし、業務内容にも大きな違いはないので、「自分はほかの人と違う」という部分を目立たせないと、書類選考は通りにくいんです。たとえば、自分ができる業務内容を箇条書きで書くだけでなく、さらに仕事への姿勢や心がけていることを文章で書くと、かなり印象がアップするし、採用担当者の目にも留まりやすくなりますよ。営業サポートという意味では営業マンへのサポートに対する心構えを書いてもいいですね。 |
でも、文章が長すぎるとよくないんですよね? なんだか文章力が問われそう……! |
そんなに構えなくても大丈夫。大切なのは、求人先のニーズに合わせて職務経歴書を作成し、その中で自分なりのストーリーを作ることなんです。自分がどんなことができ、その会社に何を求めているのかがわかるとベストですよ。ところで、鷺山さんが得意なことはどんなことですか? |
英語は、インボイスの作成や、メールのやりとりはできます。中国語と韓国語も、簡単な読み書きぐらいならできますが……。 |
自分がどういうことができるのかは、職務経歴書に書かないと、採用担当者には伝わりません。パソコンや英語のスキルは、事務職には大きな武器となるので、「業務スキル」として別欄に、自分ができることを細かく書いて、大きくアピールしましょう。中国語と韓国語も書かないよりは、「受講歴」として書くとベター。自己PRも別欄で書きましょう。あとは、書体も、タイトルは太字ゴシックにして目立たせるなどの強調するテクニックも使うと、採用担当者の目に留まる職務経歴書になると思いますよ。 |
あと、退職理由をきちんと書くべきか悩んでいます。退職理由を書いたほうが、書類選考に通ることが多いのですが、コンサルタントの方によっては書かないほうがいいと言われることもあるんですよね。 |
退職理由は大切なことなので、しっかり書いた方がいいですね。すべてを「一身上の都合」にしてしまうと、同じ言葉が並んで印象も悪くなりますし。もちろん、会社都合の場合は「会社都合」と書けばいいんですよ。 |
でも、入社前に聞いていた労働条件と違うために退職した場合は、どう書けばいいのでしょうか? 以前、社会保険に加入できると言われたのに、結局加入させてもらえなくて辞めたことがあるんです。 |
うーん、書き方によってはグチになって、マイナス印象を強めてしまうんですよね。あまり細かく触れずに「労働条件が違ったため」と事実だけを書き、できるだけ求人先への志望動機につなげると、前向きな印象になっていいと思います。 |
なるほど〜。 |
それから、働き始めて3カ月までは試用期間中とみなされるので、3カ月以内に辞めた会社は、書く必要はありません。特に鷺山さんの場合、1カ月以内に辞めている会社がありますが、それだとスキルも知識もつかないので書いてもマイナスになるだけで意味はありません。 |
そういわてみればそうですね。がんばって書き直してみます。ありがとうございました! |
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職種別!職務経歴書の書き方/解説&ダウンロード
「一般事務」
一般事務は、特色がだしづらい職種です。ですから、職務経歴を書く際は、特に自分が得意とする仕事内容にフォーカスし、詳細に説明することがポイントです。