Consultant Interview
人が出会う転職にギャップはつきもの
だからこそ知りたいことは密に伝えたい
「食・人・ダイレクト」がここに転職した理由
なぜキャリアコンサルタントになろうと思ったのですか？
私は以前、製薬系化粧品メーカーで4年半法人営業に携わっていました。3年目からはサブリーダーとしてユニットを管理し、個人で年間10億円もの営業数字を持っていて、主要ブランドのマーケティングも経験。その後、以前からの夢だった飲食ベンチャー企業に転身し、3店舗の管理とマネジメントに従事しました。しかし、店舗運営がうまくいかなくなり、転職を決意しました。
RDサポートに入社した理由は、私の中にある「食」「人」「ダイレクト」という三つのキーワードを満たすことができると考えたからです。「食」は、私には前職での経験があり、食品業界で強みを発揮できると思ったこと。「人」は、私が人材紹介会社にお世話になったときに、「私も支援する側になれないか」と客観視してみたこと。最後の「ダイレクト」は、化粧品メーカー時代には顔の見えない大勢の消費者を相手にしていたが、今度は個人の役に立ちたいと考えたこと。これらの条件を満たすのがRDサポートだったのです。
実際に仕事を経験して、どのような感想を持ちましたか？
実際にキャリアコンサルタントとして食品業界の企業担当者と接すると、大きくイメージが違っていました。もっとシビアな業界かと思っていましたが、お話を聞いてみると、非常に人材を大切にしているところが多く、いい意味で期待が裏切られました。
キャリアコンサルタントの考え一つで、マッチングの質が左右される
キャリアコンサルタントとしてのポリシーがあればお聞かせください。
キャリアコンサルタントは、求職者から見れば求人企業の窓口、求人企業から見れば求職者の代理人ともいえます。それだけに両者の情報を十分に持って、よいマッチングを行う責任は私にあるのだと思いながら仕事をしています。それに転職とは出会いであり、必ずギャップが生まれるものですので、なおさら密に両者が何を知りたいのかを聞き出すようにしています。
また、最近では1回の面接だけで採用を決めるところもあるのですが、そのような会社には、私から複数回面接をしてもらうように提案することもあります。それだけマッチングには慎重でありたいと思っています。
転職支援で印象に残っているお話がございましたらお聞かせください。
私が新規で依頼を受けた食品メーカーに、前職の食品メーカーで研究職だった方を紹介することができました。その会社の勤務先が地方で、同じ地域に戻りたいと考えていた求職者と条件が合致したことも成約に至った要因です。この方に該当する職種がほとんどない中、ピンポイントでタイミングも今しかないという中で求人依頼をいただいたことも幸運でした。業界に特化している当社に情報が集まったというメリットが、フルに生かされた案件だったと思います。
不安と後悔を避ける唯一の方法は「多角的に情報を得ること」
これから転職しようとされている求職者にメッセージがあればお願いします。
物事を一方から見れば、当然ながらそこから見て取れる情報しか得られません。転職では、一つの情報に頼って、それに踊らされないようにしてほしいと思います。重要な決断をする上で、ヒントとなる情報は多角的に得ておいた方が、結果的に同じ決断となるにしても、その決断に対する不安と後悔の絶対値は圧倒的に低くなります。なるべく自分で判断できるだけの、十分な情報を集めてほしいですね。転職ではよい面ばかりに目がいくものですので、その逆の情報はないかという観点でも探してほしいと思います。
転職は分岐点でもあります。どちらの道を選んだとしても、得られるものもあれば、後悔することもあると思います。自分の決断に対して、後悔よりも満足が勝る選択をするための手段の一つとして、キャリアコンサルタントが存在していると思ってください。だからこそ、私たちをフルに活用してほしいと思っています。
最後に、休日の過ごし方やオフでこだわっていることがあればお教えください。
私は大勢の方と過ごすのが好きなので、休日もさまざまな方とお会いすることが多いです。いろいろな人と会うことでさまざまな感性的な情報を得られますので、それを自身の学びにしたいと思っています。
