コンサルタントインタビュー 安間 康晴(株式会社フロンティアグループ 本社)

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株式会社フロンティアグループ 本社

アンマ ヤスハル

安間 康晴(No.11092)

  • 67歳
  • 男性
  • コンサルタント歴16年
  • 日本大学法学部経営法学科
  • 静岡県周智郡森町出身

    得意な相談

  • 外資系企業
  • ベンチャー企業
  • 大手・上場企業
  • エグゼクティブ
  • キャリアチェンジ
  • シニア層

Consultant Interview

今おかれた環境の中でどれだけキャリア形成を図れるか
それを第一に考えるべき

日本の産業インフラを支えるエンジニアを助けたい

得意とされている領域を教えてください。

大きくわけて三つあります。一つ目はIT・情報通信やメカトロニクスのエンジニア、二つ目はバックオフィス、三つ目はコンサルタント(経営コンサル、ITコンサル、リスクマネージメントコンサル)です。特にエンジニアは成約実績のうちの約7割を占めています。

エンジニアの方で、好条件を提示された海外メーカーに転職したところ、ノウハウだけ吸収されて雇用を打ち切られるという方が少なくありません。日本のモノづくりを支えてきたエンジニアたちのこうした現状は、とても残念なことです。長期的な視点を踏まえて紹介したいという気持ちを強く持っています。

これまでのご経歴を教えてください。

大手電機メーカー系エンジニアリング会社にて経営企画や事業企画、新規事業の立ち上げを経験しました。その後、ベンチャー企業の役員を経て、大手エグゼクティブサーチファームに入社しました。人材のカウトや企業へのヘッドハンティング提案、ベンチャー企業の立ち上げ支援などに従事し、2013年に人材ビジネスを立ち上げました。キャリアコンサルタント歴は16年になります。

キャリアコンサルタントを始めたきっかけは、転職相談していたエグゼクティブサーチファームでキャリアコンサルタントになってみないかと誘われたことでした。寝耳に水だったのですが話を聞くと非常に深い仕事だとわかり、興味を持ち始め、チャレンジしてみようという気になりました。

ご自身の強みを教えてください。

これまで16年以上もの間人材紹介ビジネスに携わり、700名以上の方の転職をサポートしてきました。その中で得ることができた経験は何ものにも代えがたいもので、私の強みになっていると思います。同時にご支援した求職者や企業との人脈があり、人脈から発生した、オープンにはなっていない弊社独自求人案件を数多く保有しています。場合によっては求人案件が発生してなくても、ご相談にいらした求職者の適性にあった求人がないか、企業に訪問して提案することもあります。

すべての経験を無駄にしない

長年のご経験を踏まえ、現在の転職市場をどうお考えですか?

現在、大学を卒業して社会人としてスタートする半数以上の人材が、既に転職を前提にしているといいます。以前は安定企業とみなされていた大手メーカーに入社を決めた人でさえ、そのような考えを持つ人も少なくありません。将来起業したい、もっと違うビジョンでワールドワイドに活躍したいなどポジティブな考えの方もいますし、なんとなく転職したいとあいまいな気持ちのままの方もいます。従来よりも転職に対する抵抗感が少なくなっている今、周りの人が転職をしているから自分もするということではなく、今おかれた環境の中でどれだけキャリア形成を図れるかを第一に考えるべきです。そのうえで転職という選択肢を検討すべきです。また、産業構造が変化する中、企業の吸収・合併が加速して予期せずに早期退職を迫られる可能性もあります。何があっても慌てることのないよう、準備しておくのがいいと思います。

キャリアコンサルティングに関するポリシーを教えてください。

求職者のための転職サポートであり、私の意見を押し付けることは決してありません。また、いろいろな方たちから教えていただいたことは、すべて糧となります。エンジニアの方が属する世界は専門性の高いことばかりで、専門用語や知識、独特の習慣など、皆さんから本当に多くのことを教えていただいたおかげで、今の私があると考えています。

一度決めたら突き進むべき、後戻りは決してない

転職支援で印象に残っているお話がございましたら、お聞かせください。

某企業からのヘッドハンティング依頼が印象に残っています。対象者であるAさん(仮名)は全く転職意志のない方でしたが、最終的にはご自身の将来を考え、転職されました。当初は情報交換ということでAさんとお会いし、待遇や職場環境などのお話を伺いました。現状に不満がまったくないという人は、ほとんどいないものです。Aさんも例外ではなく、不満に感じていたこと、将来を考えると不安に思っていたことをお話しいただきました。企業には不満や不安を解消する環境を整えることを約して束いただいたうえで、Aさんに転職をご提案し、了承を得ました。しかし、問題がありました。転職に伴い勤務地が遠方になることです。ご家族と一緒に過ごしたいという意向もあって、ご家族の転居が必要となりました。私はご家族に転居先の環境をできるだけ詳細に説明して、不安の払しょくに努めました。最寄りの病院、学校、スーパーなど現地の生活インフラを示した地図を作成したり、地域コミュニティの実情をしっかりお伝えしたり、転居後のイメージを持てるようにしました。最後はご家族の了承を得ることができ、Aさんは無事、次のキャリアにチャレンジすることができました。Aさんは現在、同社で開発部長のポジションに就いて活躍されています。

転職を希望されている方へメッセージを教えてください。

まず、なぜ転職するのか、理由を明確にしましょう。キャリアアップしたいのか、年収アップしたいのか、将来の自分を見据えて考えてみてください。選択肢には、今の会社に残ることも入れてみてください。隣の芝は青く見えるものです。本当に青いのかどうか、しっかり見極めましょう。それでもやはり転職したほうがいいと決意したのなら、家族と相談して理解を得たうえであとは徹底的に突き進んでください。後戻りして成功した方はおりません。今の会社から慰留されたり、少し待遇がよくなったりしたことで転職を取りやめても、喉元すぎれば熱さ忘れずで、以前の状態に逆戻りしてしまうのが通例です。待遇がよくなっても一時的なことで、離れようと思った会社そのものの体質は変わりません。また、今後どれだけ成果を上げても、一度や辞めると口にした人材だという評価が変わることはありません。

エンジニアの方は立つ鳥跡を濁さずで、プロジェクトの区切りをつけてから辞めるようにしてください。辞めた後も人間関係は引き継いでいけるもので、円満に辞めれば縁は続きます。

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