結婚・出産後のキャリアアップを目指す女性を応援したい

どんなきっかけでエンプロを立ち上げたのですか？

自分の人生の目標として、“30歳で起業する”と掲げていました。起業するにあたり、「時代に即した事業かどうか、社会が必要としている事業かどうか、社員が誇りに思える事業かどうか」の3点を基準に事業を考えてきました。結果、少子高齢化の問題がますます色濃くなってくる日本で、今後は女性やシニア、外国人の方達がいきいきと活躍できれば、そういう問題も少しは解決していくのではないか？その根幹こそ、人材ビジネスであると実感したことがきっかけです。起業までの約10年間の間に人材派遣会社の営業で経験を重ね、29歳でエンプロを設立しました。なかでも“女性”をキーワードに事業をスタートさせました。とりわけ、ご結婚やご出産で仕事の現場を一時的に離れた女性の方々のための人材サービスです。

御社でよく耳にする「キャリアママ」とは何ですか？

彼女たちは、キャリアもあり仕事も責任感を持って取り組むことができるにもかかわらず、家事や育児の両立をしなければならないがために「16時までしか勤務できない」「週3日しか働けない」といった状況に置かれ、なかなか職に就くことができません。そこで私たちは結婚・出産後のお仕事探し・キャリアアップを目指す女性を「キャリアママ」と定義し、ライフステージの変化に合わせて支援ができる環境を確立しました。具体的には、お子さんが小さいうちはパートタイム、大きくなってきたらフルタイムで働き、そして仕事が優先できるようになってきたら人材紹介を利用し、正社員としてキャリアアップを目指していただく。当社を通じてライフスタイルビジョンを描きながら、長期にわたり活躍していって欲しいと思います。

キャリアコンサルタントも、キャリアママが在籍

御社のキャリアコンサルタントは、どんな方がいらっしゃいますか？

当社で活躍するキャリアコンサルタントは、専門職を経験したベテランコンサルタントの他、2、3歳のお子さんや小学生のお子さんを育てているキャリアママも活躍しています。時短勤務やワークシェアリングをしながらイキイキと仕事をしているのが特徴です。ご登録にいらっしゃる皆さんの気持ちをしっかりと理解し、受け止めた上でコンサルティングを行いながら、企業様に対しても女性活用への働きかけを積極的に進めています。

女性が活躍できるよう、どんな働きかけを行っていますか？

基本的に企業の雇用条件は、勤務時間ひとつにしても例えば9：00～18：00や残業有りの仕事など、子育て中の女性にとっては難しい条件であることがほとんどです。そのため当社では、潜在的なものを顕在化することに力を入れています。時間であれば、「スキルはぴったりだけど、時間のみ若干厳しい方がいます」と持ちかけながら、業務や条件の見直しなども含めて熱意を持って説得しています。皆、使命感を持って毎日走り回っています。

年齢をハンデと考えず、強みと考えて欲しい

子育てを一段落された、例えば40代からでも活躍できる仕事はありますか？

少子高齢化が進む今、むしろ40代以降の仕事に注目が集まってきていると言っても過言ではありません。例えばお客様のアフターフォローをする部署での仕事だと、年齢を重ねないと出せない雰囲気や信頼が必要だったりしますし、ハウスメーカーのインテリア部門ですと、主婦として毎日キッチンに立ってお料理している現役の奥様でないと分からない付加価値を提案することもできます。先日の例では、老舗和菓子店で「高齢者マーケットに合った新しい和菓子をつくりたいから、消費者としての目線も持った人材が欲しい」という商品開発の案件もいただきました。

キャリアママのなかでも子育てを一段落された40代以降の方々には、キャリアやスキルといったテクニカルな経験だけでなく、社会経験や人生経験も積み上げられています。むしろ、ハンデではなく大きな強みだと思って欲しいです。

当社では、これからの時代のニーズをいち早く読み取り、キャリアママをもっと企業様へプッシュできるよう努力を続けていきます。

これから転職を考えている方へ、メッセージをお願いします。

ライフステージよってワークライフバランスを重視する女性にとっては、「勤務の成約があるから正社員は無理では？」「キャリアプランを描こうにも先が見えない」と悲観的になっていらっしゃる方が多いです。不安に思うことは当然のことだと思います。だからこそ、一度ご相談にいらしてください。どんなニーズがあるのかということをはじめ、キャリアママの転職に強い当社だからこそできるアドバイスをしながら、ライフステージに合わせた最適なキャリアアップを一緒に考えていきましょう。