求人広告の代理店で培ってきた、圧倒的な企業情報量

求人広告の代理店という一面もありますが、御社の強みは何ですか？

求人広告というのは、企業様が人材を採用するときに会社データや仕事内容、待遇といったいわゆる具体的な求人票に表記するデータ的な部分だけでなく、企業全体を把握し、ヒアリングしてから広告を制作して掲載されるものです。そのため、企業における情報量が圧倒的に多いのが大きな強みでしょうか。企業様の特徴や社内の雰囲気、思い、社風などを把握しているうえでご登録者様に情報提供ができますから、例えば面接時においてもどこに気をつければいいか、どんなところをアピールすればいいかなどあらゆる視点からアドバイスすることができるのです。また、求人広告の代理店としてしっかりとした屋台骨で支えられてきたので、目先の売上に走らず求職者の皆さんに寄り添ったサービスを提供できるのも、当社の特徴ではないかと思っています。

東海地方の求人案件が豊富だそうですが、業種や職種は具体的にどんなものがありますか？

東海地方のご登録者様の傾向として、企業の安定性を求められる方が多く、やはりメーカー系企業への転職を希望される方が多いです。そのため求人案件も製造業が最も豊富で、自動車部品関連をメインにOAサプライメーカー、食品関連メーカーといった企業様の案件を取り扱っています。職種は、研究開発や生産設備設計、生産技術などエンジニア系の割合が50％以上。もちろん転職希望者の経験や要望にそれぞれ応じながら、こちらから企業様に積極的にご提案することもあります。

常に登録者の立場に立って考える

どんなご登録者の方がいらっしゃいますか？

現在のお勤め先は、大手から中堅・中小までさまざまです。お住まいは東海地方だけでなく、北海道から九州、さらには海外からのUターン・Ｉターンを求めて転職活動をされる方もいらっしゃいます。年齢は20代～60代と幅広くご登録をいただいています。特に20代～30代に関しては、企業様側も就職氷河期やリーマン・ショックなどの時代に積極的に採用できなかった背景があるので、そこの年齢層を厚くしていきたい、と求人も多数いただいています。それ以外の年齢層に関しても、積極的に働きかけを行っているところです。

きめ細やかな支援をされているとのことですが、具体的にどんな支援をしていますか？

私たちはあくまで仲介者でしかありませんが、共に転職活動をする『同志』だと思っていただけるよう、“私があなたの立場なら”という観点で考え、サポートしていくことを意識しています。

基本的には在職中のなか転職活動をされる方が多く、平日がなかなかご登録に来られない方のために、休日のご相談にも配慮しています。実際に動き始めてからは、応募前であれば書類作成のサポート、面接段階では日程調整や面接対策、時には模擬面接も行います。さらに内定後は直接聞きづらい内容の確認や交渉などもあるでしょうから、現職の企業側・転職先の企業側の両方に、求職者に成り代わって対応させていただくこともあります。内定をいただくと多くの方が「本当にここで決断していいのか」と一瞬悩まれますが、ご登録の際の面談段階から、ひとつひとつ問題点を洗い出しその都度解決しながら転職を進めていくので、本来はこの段階で問題点は存在していないもの。無理に決めさせたり急かしたりせず、ご本人が「妥協」ではなく、「納得感」を持って転職できそうかということをきちんとご本人に確認してから背中を押してあげるようにしています。自分のなかで納得感がなければ、転職先でほんの小さな不満が出たとしてもまたそれが転職のきっかけになってしまいかねないですから。

スピード感を持って、しかし思いやりを失わないこと

転職支援サービスを行うにあたり心がけていることは何ですか？

当たり前のことですが、人材紹介業というのは求人企業と求職者を繋ぐサービスといえどビジネスです。スピードが求められますので、求職者が求める情報をしっかりと把握し、より求職者の立場に立ったサービスのブラッシュアップに努めていきたいと考えています。そのためには私たちキャリアコンサルタントがもっとスキルアップしていくことが必要です。

とは言え、気持ちや感情のある『人』と関わるゆえに、ただ効率化を突き詰めるだけではいけない仕事でもあります。最近横浜にもオフィスを立ち上げ本格稼働しましたが、思いやりを失わず、求職者に寄り添ったサポートをし続けていきたいですね。