企業のさまざまな教育現場を見てきたからこそできること

なぜキャリアコンサルタントになろうと思いましたか？

私自身も実は転職活動経験者。さまざまな企業を受けていく中で、人材紹介ビジネスというものを初めて知ったのがきっかけです。そもそも自分の考えとして、『仕事』というものは人生において非常に重要な部分を占めるものだ、という考えを持っていて、だからこそ転職活動中も本当に自分に合った仕事は何だろう、どんな仕事が向いているのだろう、と思い悩みながら活動を続けていました。そこで出会ったのが未来企画のキャリアコンサルタントという仕事です。モノを売る仕事とは違い、企業と転職希望者の方との間に立ってサポートしていく…自分の介在価値の大きさに仕事のやりがいを感じ、「自分が悩んだように、同じ気持ちで転職活動を続けている人たちに選択肢を与えたりサポートしたりしながら、お役に立ちたい」とキャリアコンサルタントの道を選びました。

これまでの経験をどう現在に活かせていますか？

前職では、企業等の教育コンサルティングを行う会社で研修企画やオペレーション等を行っていました。これまで「教育」というものに携わり、研究してきましたが、やはり感じたのは入口…より良い人材を入れることが大切であるということです。これまで多くの企業様の教育現場を見てきましたから、転職活動を始める登録者の方に、必要なスキルや内容を明確に指し示してあげられること、サポートできることが大きなメリットではないかと思っています。例えば就業中のなか勉強しながら転職活動を進めていらっしゃる方に対してですと「この部分まで勉強すれば、こんな資格を取ったらここに転職することだってできますよ」と必要なものを具体的にアドバイスすることだってできる。そうすれば登録者の方も頑張れるというもの。教育現場での経験がなければ、ここまで支援できるようになるのにもう少し時間がかかっていたかもしれませんね。

キャリアコンサルタントだから分かるマッチング

得意とする分野をお聞かせください。

きっかけは、経理担当のコンサルティングです。ご登録者様、企業様と話をしたりやりとりする回数が増えていくなかで、「このポジションならこれくらいの経験や資格が必要」などという情報や知識が蓄積され、実績を積み上げていきました。今では経理から派生し、人事、総務、企画、管理など事務・管理系職種全般が得意分野となっています。

印象に残っている転職支援は何ですか？

一つの事例というわけではないのですが、企業様にご紹介して、最初の書類選考でいったんは不合格になったものの再アプローチして面接を組んでもらった結果入社に至った方が多いですね。人材紹介はビジネスでもあるので効率化も必要なのでしょうが、「この人はスキルだけでなく雰囲気的にもこの会社にきっとマッチしていると思う」と感じた時は、諦めずしっかりアプローチしていきます。

また、逆の事例で、企業様側が求められている人材にぴったり合っているにもかかわらず、求職者の方が「なんとなく違うかもしれない」と戸惑っていらっしゃるケースです。そんなときはもっと関心を持っていただけるようさまざまな情報を提供したりご説明させていただいたりしながら、アタックすることもあります。その後改めて選考に進めるとどんどん関心が高まりトントン拍子で採用に至り、「あのとき転職活動をやめなくて良かった」とお礼の言葉をいただくことも多いです。どちらの場合にしても、企業様と求職者様を深くまで知っておかないとできないこと。人材紹介会社として、企業と転職者の間に介在する意味を感じることができました。

その人の「生き方」を大事にしたい

転職支援サービスを行うにあたり心がけていることは何ですか？

「採用」及び「入社」にとどまらず、その先まで考えて企業様や求職者様と接するようにしています。企業様に対しては、採用予定者にどう活躍していってもらいたいか、求職者様に対しては入社後、どうキャリアアップしていきたいか、生活とのバランスは取れるかまで、よく聞いた上で話しを進めていくよう心がけています。実際に働き始めてからのギャップがないようにすることが、私たちキャリアコンサルタントの使命。転職後、長く働いていけるようなマッチングをしていきたいですね。

求職者へのメッセージをお願いします。

転職市場の拡大により、その人の経験やスキルに関係なく求人情報が飛び込んできて混乱が生じている話をよく聞きます。私たちは、皆さまの転職に関わるお考えをじっくりお聞きし、『生き方』を大事にした上できちんとマッチした求人をご案内させていただきたいと思っています。今後の長期的なキャリアプランを含め、まずはご面談から始めてみませんか？