「笑顔が一番大事……」その一言で面接通過率がアップ！ | 中堅ビジネスパーソンの求人サイト人材バンクネット

●＜IT＞さん　27歳　東京都　●IT業界／SE→教育・研究業界／ITインストラクター
●活動期間：2011年10月～2012年1月　●応募52社→面接27社→内定5社

笑顔が一番大事
その一言で面接通過率がアップ！

前職場では、終電どころかタクシー帰宅の毎日。体調を崩して、病院にも通っていました。さすがに限界を感じ、転職を決意しました。今までシステムエンジニアとしてやってきましたが、せっかくなので、もっとユーザーの声が届く現場で仕事をしたいと思い、キャリアチェンジを決めました。

転職活動中は、想像以上に苦難の連続でした。10社連続で書類・面接選考に落ちてしまったときは、「自分は社会から必要とされていなんだ……」そんな思いが頭をよぎりました。その頃、ある人材紹介会社からは「もうあなたに紹介できる求人が弊社にはないんですよ」と言われてしまい、さすがにショックでしたね。それでも他の人材紹介会社のお世話になり必死で転職活動を続け、ついに内定を頂くことができました。職務内容も希望通りで、会社の雰囲気も良く、特に上司の方でとても好感の持てる方がいらっしゃいました。ただ、唯一難点がありました。年収が、希望額に達していなかったのです。話し合いの場も設けたのですが、折り合いがつかず、泣く泣く辞退を決断しました。

また一からやるのか。なかなか面接を通過せず、ようやく掴んだ一社だったのに……！
そう思いながら電車に乗っていると、隣に座っていたおじいさんに声をかけられました。
「随分疲れた顔をしているが、大丈夫かい？」
かなりひどい顔をしていたのでしょう。
「今、転職活動をしているんですが、なかなかうまくいかなくて……」
そう答えた私に、おじいさんは続けてこう言いました。
「大変だろうね。でもね、人間、笑顔を忘れたらダメだよ。」
その言葉を聞いて私はハッとしました。
そういえば、緊張とプレッシャーのせいで、面接中に硬い表情が多かった気がします。その後、なるべく笑顔を心がけて面接に臨むと、不思議なことに面接に通過する割合が高くなっていったのです。

それから数カ月後、希望条件の合う職場への転職が決まりました。
あの時のおじいさんの言葉がなければ、今の私はいなかったのかもれません。不思議な出会いもあるものですね。