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転職体験レポート

掲載日2011/09/05

人事担当者が応募者の立場になって気がついたこと | 中堅ビジネスパーソンの求人サイト人材バンクネット

●<kanato3791>さん 42歳 東京都
●コンピュータ・通信機器・OA機器関連/人事、労務→その他メーカー/人事、労務
●活動期間:2010年8月~2011年2月 ●応募25社→面接10社→内定3社

人事担当者が
応募者の立場になって気がついたこと

通信機器関係の商社に勤めていましたが、リーマンショック以降の業績不振は回復の兆しもなく、将来への不安が募るばかりでした。さらに仕事に対するやりがいも薄れてきてしまい、もう潮時だと、気持ちを切り替えることにしました。

また、私はその商社で人事担当をしていました。採用に関しては普通の人よりも自信があります。今までに何人も採用していますし、ノウハウも頭に入っています。
ところが、実際に転職活動をしてみると、職務経歴書一つ、まともに書けない現実に直面したのです。採用する側とされる側は大違い。今まで、採用業務において、応募者の気持ちになって対応することを心がけていましたが、甘かったと気がつきました。結局、書類選考を通過するレベルのレジュメを作成するのに、優に2ヶ月もの月日を要しました。

想像とはまるで違う、苦労を重ねた転職活動でしたが、人事である私にとって、応募者の立場で採用を見つめ直す、いい経験となりました。

また、通り一遍の面接が大半でしたが、中には面接を通して、同じ人事という職種に従事するもの同士、仕事に対する姿勢や情熱について意見交換をしたり、叱咤激励を受けたりもしました。この出会いは、くじけそうになっていた自分にとってのエールのようなものであり、何よりの励ましとなりました。

この転職は、ただ新しい職場を見つけるだけの場ではありませんでした。新しい視点と、多くのリレーションを生みだした貴重な時間でした。
さて、この経験を新天地でどう活かしていこうか――、今から楽しみです。