「一緒に仕事をしてください！」涙ながらに訴える部下に胸が痛む | 中堅ビジネスパーソンの求人サイト人材バンクネット

●＜転職ドリーマー＞さん　53歳　神奈川県　●医療機器メーカー／管理→不動産／管理
●活動期間：2008年4月～2008年7月　●応募4社→面接1社→内定1社

「一緒に仕事をしてください！」
涙ながらに訴える部下に胸が痛む

前職では管理部門の部長として多忙ながら充実した日々を送っておりました。しかしある日、社長が変わりワンマンぶりを発揮。こちらの意見にはまったく耳を貸さず、がんばっている部下に不当な評価を下すようになりました。さらに社長は、ある契約社員を指して「容姿が気に入らないから辞めさせろ」と命令してきました。業務遂行には申し分のない実力を持つ人物でしたから、私は必死に社長の説得を試みましたが、結局その指示を覆すことができなかった。それが転職決断の引き金となりました。

転職活動はスムーズに進み、思ったよりも早く次の職場が決定。職場の仲間にその旨を告げると「社長のことはなんとか割り切って、私たちと一緒にやってください。部長がいないと仕事になりません！」と部下たちが涙ながらに訴えるのです。しかし、時すでに遅し。私は彼らにどう答えることもできず嗚咽するのみでした。

今まで３度の転職を経験していますが、今回のことを通じて、転職とは自分一人だけの問題ではないことを痛感しました。自分だけの職場、仕事、悩みではなかったんだ、と。転職自体に後悔はありませんが、職場を辞めるという決断をする前に、一緒に仕事をしている仲間のことを考えるべきだったと反省しています。