早期退職制度で用意された退職金に惑わされず－在職したまま転職活動をして正解 | 中堅ビジネスパーソンの求人サイト人材バンクネット

●＜ビギニングフォティー＞さん　45歳　埼玉県　●製薬／品質管理→製薬／品質保証
●活動期間：2004年10月～2005年3月　●応募4社→面接3社→内定3社

早期退職制度で用意された退職金に惑わされず
在職したまま転職活動をして正解

所属部門が分離子会社化されることになり、賃金がダウン。将来、事業所の統廃合もありそうで、そのときには年齢的に転勤には対応できないだろうし、なおさら転職も難しい。そう判断して今のうちに動くことにしたのです。

職場では早期退職制度が適用されて、応募者には高額な退職金が用意されることに。そのお金を手にしてから転職してもいいかな、と心が揺れました。しかし、あるキャリアコンサルタントに相談すると、「お金のために会社を辞めても、適職が見つかるのが遅くなった場合、焦って不本意な職に就いてしまうことがある。辞めないで済むのなら、在職のまま次を探したほうが落ち着いて転職活動ができますよ」とのアドバイス。それもそうだな、と従うことにしました。

転職活動では、やはり自分をどうやってPRするかに苦心しましたね。だって、「自分には何ができるか？」「人と違う強みは？」なんて、日常の仕事の場面では考えもしない。今回の転職活動は、それを改めて考えるいい機会になりました。いくつかアピールできる業績があったので、それほど苦労しませんでしたが、やはり普段の仕事において、漠然と業務をこなすのではなく、実績を形に残す努力をしておくことが必要だと痛感しましたね。

面接などの時間を工面するのは大変でしたが、希望する条件で適職を見つけることができ、在職したまま転職活動をしてよかったなと思います。