「これだけは譲れない」条件を明確にそうすれば妥協しないで済むはず | 中堅ビジネスパーソンの求人サイト人材バンクネット

●＜ひろし＞さん　32歳　神奈川県　●製造／事務→製造／事務
●活動期間：2006年5月～2007年8月　●応募30社→面接25社→内定1社

「これだけは譲れない」
条件を明確にそうすれば妥協しないで済むはず

前の会社では事業の成長が期待できなくなってしまったため、長期的な視野に立って自分のキャリアを再構築しようと転職に踏み切りました。

最初に、この先10年程度の将来を考えながら転職の方向性を考えました。今までは外資系企業で働いてきたのですが、今回は日本企業や異業種、異職種にもあえてチャレンジしようと決めたのです。

私が第一に心がけたのは、会社をきちんと調査すること。これまでの経験で会社を見る目は養われていますので、応募したい企業が見つかったら、事業内容や組織体制などを念入りに調べました。しかし、調査を終えて応募しようとしたときには募集が終わっていることもあったので、たいへんではありましたが、応募と調査は同時進行で行いました。

それと面接の準備にも力を入れました。特に異業界、異職種へ応募するときは仕事内容を調べて自分の中でイメージをふくらませ、面接官からの質問を想定して対策を立てました。結果的には前職と同じく、外資系企業で同分野の仕事をすることになりましたが、手間暇かけた分、自分の可能性やこれからの方向性が明確になり、すっきりしました。

転職活動が長期化すると途中で疲れてきて、「妥協したい」という気持ちとのせめぎ合いになってきます。私は最初に、自分が転職を通じて次の会社に何を求めるのかをリストアップしておき、転職活動中に時々見返していましたが、それは非常に有効だと思いました。

さらに言えば、さまざまな項目の中で、「これだけは譲れない」という点をはっきりさせておくことです。そうすれば、転職に失敗することはないのではないでしょうか。