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の中のの中のの中の目指したのは『経理エキスパート』

転職体験レポート

掲載日2001/10/19

目指したのは『経理エキスパート』 | 中堅ビジネスパーソンの求人サイト人材バンクネット

T.A さん(31歳)のプロフィール
外資系アパレルメーカー/経理→外資系金融会社/経理
大学卒業後、大手銀行に入行。USCPA(米国公認会計士)取得後、1997年外資系アパレルメーカー経理職へ転職。今年9月に【人材バンクネット】に登録。株式会社キャリアアアクセスのサポートで、今年10月に外資系金融企業のシニアアカウンタントとして転職。

キャリアと転職理由

10月に外資系金融企業に、シニアアカウンタントとして転職したTさん。CPAを取得後、銀行員から経理職へと転身した。外資系アパレルメーカーでは、経理部門の業務のすべてを、3年半、Tさん一人で担当してきたという。

「学んできた英文会計ではなかったものの、小さな会社でしたが、自分なりの方向性を持って、仕事を進めることができました。しかし上司がいない分、わからないことや仕事の不備もそのままに。結局は自己満足でしかなかったですし、やはり一人でスキルを伸ばすことの限界を感じました」

経理としてここでやるべきことは、すべてやり遂げた。そして次へのステップ、その先のスキルを身につけたい。自力で切り開いてきたキャリアは、Tさんの即戦力としての実力と、2度目の転職への自信に繋がった。

人材紹介会社へのエントリー

転職活動は、決算期の仕事が終え、区切りのついた9月にスタート。【人材バンクネット】からは、会計に強い5社の人材紹介会社にエントリーした。そのなかでもTさんに対して、一番迅速な対応をしたのが、株式会社キャリアアクセスのキャリアコンサルタント・谷口さんだ。

「週末に登録してメールでやり取りを重ね、週明けのキャリアコンサルタント面談で、最初の1社、今回のシニアアカウンタントのご紹介をいただきました。谷口さんは、親身に対応していただいたので、信頼が持てました。また自分のキャリアを適正に判断していただき、具体的、理論的に説明いただいた。自分のマーケットプライスなどもわかりやすかった」

企業面接

今回紹介されたポジションは、経理実務の即戦力と英文会計のスキル以外にも、スタッフを統括するシニアスタッフとしての力量も問われる。企業面接ではマネージャー、コントローラーまでの経理部のスタッフと、2時間半に及ぶ入念が面接が行われた。

「面接では、『今まで何をしてきたのか』、そして『これから何ができるのか』の、2点を集中して尋ねられました。この仕事では今までの経験や知識、技術をすべて活かすことができる。英文経理は初めての経験になりますが、CPA取得を前面に押し出すのではなく、今まで勉強してきたことを、今度は実践でためさせてくださいと、今後に繋がる意欲を伝えました」

「キャリアパス」としての選択

谷口さんが指導する事前の模擬面接のかいあって、面接のその日に内定が決まった。「谷口さんがいなければ、内定はできなかった」とTさん。エントリーから、わずか1週間で内定が決まった今回の転職は、Tさんの実力もさることながら、谷口さんの迅速かつ親身なサポートが大きな支えとなった。

「生涯ずっと経理としてやっていきたい」とTさん。
「経理の仕事は会社を支え、また会社全体の意思決定を担う大切な仕事。これからは実務のなかで、そのキャリアと知識の幅を広げていければと思っています。しかし、まずは今の職場で即戦力となることが当面の目標です。その先、将来的にステップアップして、財務や管理体系などに仕事に携わっていける、そんな経理としてのキャリアを築いていけたらと思っています」

転職をサポートしたコンサルタントより

株式会社キャリアアクセス 本社
谷口欣政氏

明確な転職への目的意識。希望の仕事へステップアップできたのは 経理として一貫した考え・方向性を強く備わっていたことにあります

今回Tさんの経歴書・面談を通して実感したことは、経理としてキャリア、転職の考えが一貫しているということです。Tさんのキャリアには、この年齢までにやっておくべき経理業務のすべてを把握し、習得されていた。それは経理のキャリアとして、すでに一つの形を成していました。 Tさんほどのキャリアのある方の場合ですと、ご紹介する求人は即戦力としての仕事が多い。どうしても前職の同じような仕事になってしまいます。しかしTさんの場合は、一貫した経理キャリアと知識、そしてCPA資格がありました。彼自身がこの転職で、可能性を伸ばしたいという思いを抱いていた。 ぜひその実力を活かして欲しかったですし、多少環境が厳しくても、マネージャ、コントローラーの指導を受けながら、ブラッシュアップできる環境を目指して欲しい。今回、彼の新しいキャリアを磨くことを優先に、英文会計がメインとなる、外資系金融企業のシニアアカウンタントをご紹介したのもこのためです。 昨今の厳しい転職市場を渡りきるためには、転職に向けたご自身なりの希望、ビジョンを定めることが必要です。『何をしたいがために、転職をするのか』。特に金融業界では30歳を超えると、目的のない、可能性やポテンシャルのみでは、転職を成功させるに難しい状況にあります。苦しい転職を強いられる方が多いなか、Tさんが早く決まったということは、実力とスキルがあったからこそですし、一貫性のある考え、方向性をお持ちだったからです。 ご自身の希望、ビジョンを明確に持つ。たとえ資格を取得するにしても、その先に何を目指すのか、目的を定めて転職活動を進めて頂けたらと思います。それが人材紹介会社を使った転職で、私たちと一緒に次の新しいフィールドを探す場合でも同じです。 一緒にお探しする転職キャリアコンサルタントには、漠然とした思いではなく、「こういう仕事をしたいんです、又は、この経験、スキル、強みを活かしたい」と具体的にお伝え下さい。それは多くの求人案件の中から、ご自身の将来のビジョンやキャリアゴールに繋がる企業や仕事のご案内を可能とさせ、しいては今回のTさんのように早くスムーズに、希望する転職に繋がる、その大切なポイントになることと思います。